キング・コングの絵本、まもなく入稿!

こんにちは、翻訳絵本のアチェロです。
あっというまに過ぎ去っていったゴールデンウィーク。
皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。
(なんだかんだで、3日間がんばればまた週末なのが嬉しいですね)
さて今日は、絵本の詳細を詰める時にいつも悩む、本のサイズについてのお話。
いまゲラの最終チェックをしているこちら↓は、8月に刊行予定の『ほんとうのじぶん』です。
原書(写真右)は大判で、イラストの世界に入り込める良さがあるのですが、日本ではどうしても本棚に入りにくいという難点も……
社内で悩みに悩んで、いろんなパターンをコピーして、の繰り返しの結果、今回はA4より少し小さいサイズ(写真左)に決まりました。
お手に取っていただきやすく、カバンにもスッと入るサイズ感。とてもいい感じです!
〜『ほんとうのじぶん』ってどんなお話?〜
人間の甘い言葉にのせられて街にやってきたゴリラの「ぼく」は、
キング・コングを演じてあっというまに大スターになった。
けれど、富や名声とひきかえに失ってしまったものも色々とある。
他人から見た自分と、本当の自分のギャップ。
モヤモヤをかかえながらも有名人としての生活を送っていたけれど、ある日ついに…
全体的にクラシックな雰囲気ながら、内容はとっても「今どき」なのかも。
どなたが読んでも主人公のゴリラに共感してしまうのではないでしょうか。
イタリア絵本らしい、ちょっと哲学的な面白さがたまりません。
豊かな訳をつけてくださったのは翻訳家・ジャーナリストの清水玲奈先生です!
はやく皆様にお届けしたいです。8月の刊行をどうぞお楽しみに(A)